皐月賞2018予想/ワグネリアンの評価
2018/04/12
今週日曜、中山11Rで皐月賞2018が開催。
ダノンプレミアム回避で、押し出される形で1番人気となりそうなのがワグネリアン。本日はこの馬について評していきます。
皐月賞2018におけるワグネリアンの評価
まずは改めて前走の弥生賞2018の評価から。
2歳時から高い完成度を誇っていましたので大きな成長はないだろうと想定していましたが、それでも3歳春を迎えることで総合点の全体的な底上げが欲しかったというのが正直なところ。昨年から成長ない馬体での出走となったことがまず、残念でした。
レースパフォーマンスとしても、対ダノンプレミアムで見ると完敗だったと言って良い内容。
ダノンプレミアムが楽なレースをしていたという側面があったのは確かながら、ワグネリアンも自身の力を充分に出せる展開だったことを考えると、対ダノンプレミアムにおいて勝負付けが済みかけたと言えるようなものだったと見ています。
それだけに、ダノンプレミアム回避はワグネリアンにとってこれ以上ない朗報。
皐月賞2018が行われる中山芝2000メートルの適性に関してはメンバー屈指。ダノンプレミアムを除けば総合力のバランスも今回のメンバーでは上位に位置する。ダノンプレミアム回避によって、ワグネリアン皐月賞2018優勝の可能性自体は大きく膨らんだと思います。
ただ、では皐月賞2018でワグネリアン本命でお金を賭けたいかと聞かれると……そういう気持ちは正直起きません。
嫌な材料なのはやはり、前走の弥生賞2018でひとつ、ワグネリアンは底を見せてしまった印象がある点。
G1、特に2歳~3歳のG1で人気馬に本命を打ってお金を賭けるなら、まだ底を見せていない馬にこそ行いたいもので今回のワグネリアンはその対象から外れます。
また、ワグネリアンはこれまで、自身に強いプレッシャーが掛かる競馬を経験していないというのも不安材料。
ワグネリアンはマイペースで走れば自身の力を安定して発揮出来るタイプの馬ですが、強いプレッシャーを受けたら受けた分、パフォーマンスを落としてしまうタイプの競走馬と見立てています。
今回はこれまでで最も受けるプレッシャーが強いレースになるだろうことを考えると、これまでよりパフォーマンスを上げるイメージはしづらくなります。
勿論、これまで通りのパフォーマンスでも、前述の通り、このメンバーなら一定以上の着順に位置出来る可能性は充分あるでしょう。
ただ、その程度の歯切れの悪い評価しか出来ない1番人気馬にお金を賭けることは出来ない。
事前予想をしろと言われれば対抗ないし押さえ印を回すだろうワグネリアンですが、馬券期待値としては、少なくとも高いとは言えないというのが、私のワグネリアン評となります。
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