高松宮記念2018予想/中京競馬場改修後のデータ傾向
2018/03/21
今週日曜、中京11Rで高松宮記念2018が開催。
早いもので、今週から春のG1シリーズがスタートですね。
G1が開幕すると気持ちの上では高揚する人も多いのではないでしょうか。
ただ、今年の高松宮記念。昨年に続き盛り上がりに欠けるメンバー構成ですね。私としても、率直なところ、記事にしたいポイントがこれといって見当たりません。
そんな高松宮記念2018ですから、中京競馬場改修後6年の傾向でもまず見てみましょうか。
目次
中京競馬場改修後の高松宮記念の傾向
上位人気馬の活躍目立つ
まず目に留まるのは上位人気馬の活躍ですね。
過去6年の高松宮記念で馬券に絡んだ計18頭の内、実に15頭が単勝5番人気以内の馬。単勝オッズに目を向けても、その15頭は全て10倍未満となっています。
近年のスプリント界は、ロードカナロアを除くと絶対的主役不在のまま展開されていますが、終わってみれば結局上位人気馬で決着、というのが高松宮記念の傾向となっています。
前走連対馬の活躍目立つ
上位人気馬が活躍しているということである意味当然ですが、近年の高松宮記念は前走連対馬の活躍が目立ちます。
過去6年の高松宮記念で馬券に絡んだ計18頭の内、3分の2を占める12頭が前走1~2着馬。
残り6頭の内4頭も前走掲示板には載っており、前走掲示板外から巻き返したのは僅か2頭しかいません。
内1頭は昨年3着のレッドファルクスで、その前走は香港スプリント。これはノーカウントで良いでしょう。
もう1頭は2013年、10番人気3着のハクサンムーン。
こちらは、高松宮記念での活躍を契機に、その後同年のセントウルステークスでロードカナロアを破り1着。同じく同年のスプリンターズステークスで2着と活躍した実力馬でした。いわゆる出走馬中で実力が明確に劣る馬は、過去6年で1頭も台頭していないことになりますね。
どのステップレースからもチャンス有
前走連対馬の活躍が多いということで、こちらもある意味当然の傾向となりますが、過去6年の高松宮記念で馬券に絡んだ計18頭の前走出走レースに、これといった偏りはありません。
シルクロードステークス、オーシャンステークス、阪急杯。
高松宮記念の王道ステップレースの馬が、毎年それぞれ、馬券に絡んでいる傾向です。
昨年と2015年を除くと、前述3レースの馬が毎年綺麗に1頭ずつ馬券に絡んでいますから、あくまで過去傾向で言えば、本命馬が決まったら、その本命馬から、本命馬と別のステップを踏んできた馬へ馬券を流すというのが一つの馬券戦術候補となりそうです。
先行馬優勢
脚質面に目を向けると、先行馬には注目しておきたいなといった傾向が出ています。
過去6年の高松宮記念で馬券に絡んだ計18頭の内、4コーナーを4番手以内で通過した馬が、実に半数を超える10頭。
先に挙げた、数少ない、人気薄且つ、前走掲示板外から馬券に絡んだハクサンムーンもこの傾向に合致します。
更に言うと、4コーナー4番手以内で通過した馬が1頭も馬券に絡まなかった年というのは過去6年で一度もないことから、傾向から判断するなら、少なくともヒモに1頭は4コーナーを4番手以内で通過しそうな馬を入れておくのが無難ということが言えそうです。
年齢の有利不利なし
最後に年齢面に目を向けますと、こちらも偏りは特に見られませんでした。
強いて言うなら5歳馬がやや優勢というのと、外国馬エアロヴェロシティを除くと、7歳以上で馬券に絡んだ馬はいないという点でしょうか。
ただ、これらはそう気にする必要はないレベルな印象を受けます。
ややオカルト的観点から見ると、2016年を除いた残り6年は、馬券に絡んだ3頭、全て異なる年齢の馬という点ですね。迷ったらオカルト、という人にとってはその一つになり得るのではないでしょうか。
高松宮記念の傾向まとめ
ここまで見てきた傾向をまとめると、傾向面からの高松宮記念で狙える馬は…
・5番人気以内(単勝オッズ10倍未満)の馬
・前走連対馬
・先行馬
これら全て、ないし少なくとも2つを満たした馬でしょうかね。
今年で言うと、ファインニードル、セイウンコウセイ、ダイアナヘイロー辺りが該当してきそうです。個人的にはそれらの中に馬券を買っても良いかなと思えるだけの魅力を感じる馬はいませんが…
過去傾向を重視する方は、これらの傾向を一つ、宜しければご参考にしてみて下さい。