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天皇賞春2017回顧|キタサンブラック連覇でサトノダイヤモンドにリベンジ!この結果を受けての2頭の評価は?

2017/05/02

天皇賞春2017は1番人気キタサンブラックが優勝。

2着に4番人気シュヴァルグラン、2強の一角サトノダイヤモンドは3着入線となりました。

当記事では、その天皇賞春2017について回顧します。

天皇賞春2017回顧

キタサンブラック回顧

キタサンブラック武豊騎手は完璧且つ、自信満々の騎乗でしたね。

理想の位置を取り、後続にプレッシャーを掛けさせない。加えて、驚異的レコードが出るペースで進む中、4コーナー手前で普段同様、それ以上とも言える仕掛け。その仕掛けには、これでやられるなら仕方ない、負かせるものなら負かしてみろと、強い意志を感じました。

武豊騎手同様、陣営も非常に良い仕事をしましたね。

ジャパンカップ2016には及ばないものの、有馬記念2016とは同等かそれ以上の状態での出走。大阪杯2017を使って明確に良化していました。

春G1を休み明けから2連戦2連勝を目指す仕上げは大変だったと思いますが、相手関係、距離を考慮し、それぞれ適性な仕上げに持っていったのは見事の一言です。

サトノダイヤモンド回顧

一方のサトノダイヤモンドは、非常に苦しい状況でのレースとなってしまいましたね。

この日は、見ていた人なら誰にも明らかなほど、逃げ・先行、内を回った馬が有利な馬場だった京都芝コース。この枠での差し馬は、それだけで相当のハンデを抱えた中での競走でした。

1週目の4コーナー手前からキタサンブラックを意識して乗ったルメール騎手は最善を尽くしたと思いますが、この馬場でこの走破時計ではいかんともしがたかったでしょう。

最後アドマイヤデウスをきっちり交わせるのが地力ですし、敗因が明確なだけにこの3着で評価を大きく落とす必要はないと思います。

ただ、1点気掛かりなのは、前走を使って状態面に大きな上積みがなかった点。

同世代相手の菊花賞2016は総合力の違いで、有馬記念2016は勢いで何とかすることが出来ました。ただ、各能力値が90点なのに加え、仮に調子までもがピークに持っていきづらいのだとすると、今後の古馬G1、常に上位争いはするも勝ち切るには意外と苦労することになるかもしれませんね。

総合力は僅かばかりキタサンブラックが上か

キタサンブラック・サトノダイヤモンドの対決がもう一度あるのか、あるとしたらどこになるのかは分かりませんが、互角と評していた2頭の総合力、今回の結果を受けて、キタサンブラックの方が僅かに上位と認識を変えます。

理由の1つは、武豊騎手が恐らく、これでキタサンブラックでのサトノダイヤモンドの負かし方を掴んだだろう点。

スピード・スタミナ・持続力共90点止まりの分、位置取りのアドバンテージがあるキタサンブラックが勝負どころから後続に脚を使わせるラップを刻むと、サトノダイヤモンドはそれを差し切るだけの脚を使えない。

サトノダイヤモンドはそれに対しどうしても受け身になってしまいますし、自身で主導権を握ろうと早めに積極的に仕掛けて消耗した状態で叩き落とせるほどキタサンブラックはヤワでもない。

基本的な状況が常に、サトノダイヤモンド僅かながら不利な状況での競走となりそうだからです。差し切るには何かしら、キタサンブラックがリズムを崩すという助けが必要ではないでしょうか。

今回、馬場がキタサンブラックにかなり有利に働いた部分は確かにありますが、仮にフラットな馬場での競走だとしても、今の2頭の総合力ではキタサンブラックにやや分があるように思います。

その他注目馬回顧

ここからは他注目馬についても簡単に振り返ります。

2着シュヴァルグランは福永騎手が上手く乗りましたね。

枠が逆ならサトノダイヤモンドに先着するのは厳しかったでしょうが、その枠を存分に活かしほぼ完璧な騎乗でした。キタサンブラックが仕掛けたタイミングでそれについていく決断をしたのも、サトノダイヤモンド先着に大きく貢献したと思います。

4着アドマイヤデウスは岩田騎手が上手く乗りました。

良い位置を内で追走した馬にチャンスが大きい状況でしたから、それを完璧に遂行する良い仕事でした。

残念だったのは3番人気シャケトラ。

前走より上がってきた状態を見てこれなら一定のチャンスは有りそうだと見ましたが、スタートで立ち遅れ、その後促したら思った以上の行き脚で折り合い難。

アンカツさんもレース後ツイッターでコメントしてましたが、レース前半消耗しては長距離レースでは特に致命傷ですから、あれでほぼノーチャンスとなってしまいました。アドマイヤデウスのような競馬をスムーズに出来ていれば結果は全く違ったかと思います。

本格化は今秋以降。
今回の上積みを見るとまだまだグンと良くなる可能性はありますから、来年の天皇賞春、今度は伏兵ではなく主役級の1頭として迎えられる可能性、充分あるでしょうね。

天皇賞春2017の出走全馬で気をつけておきたいのが【人気ブログランキング】。各馬の今後のローテーションは分かりませんが、意識しておいて損はない点かと思います。
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